相槌を巧みに操ろう
あなたは相槌を意識し、忘れずにしていますか?
相槌をマスターすれば「聞き上手」になることが出来ます。そうすれば、自分が頑張って話題を出して話さなくとも相手が勝手にしゃべってくれる状況にすることができ、さらに相手に満足してもらうことができ、相手はあなたに感謝します。
なぜそうなるのでしょうか?
人間は自分の話を聞いてもらいたい生き物
人間は、程度の差はあれ、自分の話を聞いてもらいたい性質があります。
特に女性にはその傾向が強いように思えます。
なぜなら、人間にはありのままの自分を他人に認めてもらいたいという欲求(=承認欲求)があるからです。
自分のことを認めてもらうためには、当然ですが自分のことを相手に知ってもらわなければなりません。
この「自分のことを知ってもらう」段階というは、履歴書やデータのように一目で見て伝わるようなものではなく、月日をかけなければ相手に伝わらないタフな段階で、そのため人間は自分の考えや信条を少しずつ、小出しに相手に伝えていきます。
小出しにしてきた自分の情報を全て受け止めてくれるということは、まさに自分のことを認めているということに他なりません。
だから、自分の話を聞いてくれる人の存在は大事になるのです。
頭ごなしな否定はNG
上記の前提を心に留めて頂ければ、以下のような相槌がいかにダメであるかがすぐにわかると思います。
・俺だったら~すると思う
・それ、大したことないでしょ
・つまんな
男性にはもともと議論を好む性質があるため、自分と自分をぶつけ合ってバトルしたり、自分を優位にするのが好きであることは重々承知致しますが、信頼関係が出来ていない状態でこのような相槌を打ったり、話の初っ端から勝ちに行くような行為はやめましょう。
・空返事
・笑いどこではないところで変に笑う
これは相手の話を真剣に聞いていないことを相手に伝えるサインです。話を聞きたくない相手なら積極的に使うべきかもしれませんが、そうでないならやめましょう。
では、実際どのような相槌がいいのか
実のところ、使うべき相槌は基本的には2種類しかありません。この2種類を徹底的にマスターして、聞き上手になりましょう!
1. 普通相槌
普通相槌とは、相手の話に共感、同意して、話の続きを促す典型的な相槌です。
「うん」「んで?」「ああ」「んん」「ええ?」「わかる」
これによって、「私はあなたの話を聞いていますよ」という意思表明が出来ます。
「わざわざこんなの言わなくとも話聞いてることぐらいわかるでしょ」と思うかもしれませんが、人間は案外、自分(の話)に興味を持たれているか常に不安なものです。
ここが話の継ぎ目だと感じたらすかさず挟んでおきましょう。
2. 非否定相槌
非否定相槌とは、あなたが「それは違うんじゃないか」という違和感を持った時、つい否定したくなった時に使う相槌です。
「それもアリだと思う」「いいじゃん」「わからんでもない」「案外その方が良いんじゃない?」「実際のところそれが正解かもしれないな」「なるほどなぁ」「その手があったか」
など、自分は同意していないが、世間的にはアリだという見解を示すことが出来ます。これにより、「あなたに賛成しないが、あなたを否定しない」という立場に上手く立つことが出来ます。
必ずボディーランゲージと一緒に使うこと
上記の2種類の相槌を使いこなせば確実に相槌マスターへと近づけますが、忘れてはいけないのが、頷き、身振り手振り、表情などの「ボディーランゲージ」です。
特に表情はどんな場面でも使うことができ、より豊かな表情を見せることで相手に自分の感情を伝え、言葉の力をより増すことが出来ます。
また、普通相槌を使うときに必ず使えるのが頷きで、言葉と合わせて軽く頷くことでより深い「同意」を示すことが出来ます。
もちろん、頷くだけ、表情を変えるだけでは相槌にはなりませんので、かならず言葉とボディーランゲージを同時に使っていきましょう。
いかがでしたか?
あなたがこれまで相槌について特に考えていなかったなら、まずはこの2つの相槌を意識して打ちましょう。
相槌マスターになって聞き上手になることで、周りの人の承認欲求を満たすことが出来ればあなたは必ず人気者になれます。
ぜひ実践してみてください!