質問対策ー何を質問されてもそれなりに答えられるようになるための方法
初対面の人と上手く会話をする方法の3でも書いたように、あなたが相手に質問するのと同様に、相手もあなたに質問してくることはよくあります。
しかし、相手にされた(大したことのない)質問に対しての返事を考えるのに5秒以上もかかってしまうと、会話のテンポが悪くなってしまい、相手も「そこまで興味ないんだけどなあ」と冷めてしまいます。
そうならないように、あらかじめ自分が何が好きで何が嫌いなのか、何をしているときが楽しいのかなど、答えを用意しておきましょう。
必ず用意しておくべき答え
特に答えを考えておくとよいのが以下の項目です。
・趣味
・特技
・休日の過ごし方
・最近ハマっているもの
・好きな食べ物
・好きな音楽(アーティスト)
・好きなスポーツ
これらに関して質問されることはかなり多いので、必ず答えられるようにしておきましょう。
これらが明確で、あなたがハマっていればハマっているほど話が弾みやすくなるので、無ければ作ることをおススメします。
その他に用意しておくとよい答え
もちろん、会話では上のような質問だけでなく、ありとあらゆる質問があり得ます。もちろん「特にないです」と言ってもよいのですが、できれば何かしら答えを用意しておきたいですよね。
すべての質問に対して答えを用意しておくのは非現実的ですが、ある程度答えを用意出来る簡単な方法があります。それが、「自分はこれが好き」というものをたくさん持っておくことです。
・好きな動物
・好きな花
・好きな旅行先
・好きなレジャー
・好きな仕事(バイト)
・好きな電車
・好きな映画
・好きな番組
・好きな俳優、女優
など、あらゆることに関して、自分は何が好きなのかを明確にしておくと、会話がスムーズにできると思います。
さらに、「いつから好きなのか」「どうして好きなのか」がはっきりしていると、より会話が弾むと思います。
もっと質問対策するには?
これまでは「自分の好きなものをたくさん考えておく」方法を紹介しましたが、この方法では対策できない質問があります。それが、「席を立つときに椅子をしまわない奴許せる?」「深夜にパジャマ、ノーメイクでコンビニ行く女の子どう思う?」などの、何かに対してあなたがどう思うかという類いの質問です。
これに関して対策するのは不可能です。ですが、常日頃から、「あなたが何かに対してどう思うか」という判断を積み重ねて、あなたの価値観を豊かにしておくと、難しい質問に対してもある程度の答えがそれなりに出せると思います。
例えば、
「席を立つときに椅子をしまわない奴許せる?」に対して…
「めちゃくちゃ邪魔だけど、俺も忘れてしまう時あるし、まあ許せるかな」など、
「深夜にパジャマ、ノーメイクでコンビニ行く女の子どう思う?」に対して…
「昼間とかだとアレだけど、深夜とかだったらいいんじゃない?」
「俺は女の子がそういうだらしない格好で外出するのはたとえ深夜でも許せないタイプだわ」など、
答えに正解はありません。矛盾したことを言いますが、そもそも、会話は対策するようなものではなく、あなた自身がその身一つで行うものなので、あなた自身の考え方や価値観を常に高めておくことが大事です。その中に「自分の好きなものを考えておく」があると思ってください。
最後は相手に話を戻してあげよう
質問されたら、必ず、「〇〇さんはどうですか」と相手にも質問してあげてください。慣れないうちは不自然に思うかもしれませんが、意外にも相手は水を得た魚のように話し始めてくれると思います。実は、「自分が話したいことを相手に質問する人」が案外多いのです。なので忘れず聞いてあげましょう。
今回は、何を質問されてもそれなりに答えられるように、あなた自身の考え方や価値観を常日頃から高めておくことが大事だというお話をしました。1点だけ注意して頂きたいのが、「せっかく高めた考え方や価値観を相手にみせつけまくる」ことです。あなたが考え方や価値観を豊かにしておくのは、どんな相手とも喋れるようにするためであり、どんな相手からも話を引き出すための手段に過ぎないことを押さえておいてください。